自分の考えを「表現する力」は、どうやって磨くのでしょう?
私の答えは「インプット」と「アウトプットの練習」を重ねることです。
必要なものは、「良書」と「相手」。
作文が嫌い、苦手…という子はたくさんいますね><
今までにもたくさん出会ってきました、作文に拒否反応がでる子^^*
そんな子たちも、作文への抵抗感が薄れるワークが
「語句指定の短作文」^^!
このワーク、高橋の鉄板ネタです。(笑)
●おもしろく!(ふざけてOK)
●指定語句は全部使って!
●短くていいよ!
●想像してー!(あり得ないこと大歓迎!)
↑ルールはこの4つです。
「作文やるよー」と言うと、苦~い顔をしていた子たちも
数回やれば「ねぇねぇ、短作文やりたい!」と自分から言うようになりました。
完成した文だけ見ると、完全に遊んでいるように見えます。(笑)
子ども自身も遊んでいるつもりでやっています。(笑)
でもね、楽しい中にこそ学びはあるんです。
「遊びと同じくらい、勉強が楽しい」なんて最高じゃないですか^^*
安心して下さい。誤字脱字はチェックをして、文のおかしなつながりも修正します。
子どもの様子を見ながら、使う言葉のレベルや量も上げていきます。
そうして200字、400字の作文へと進化させていくのです。
作文というものを、のびのび書いている子はごく少数。
ほとんどの子は、なんとな~く存在する「正解もどき」の呪いにかかっています。
固定概念ってやつですね。
(呪いって言うと怖いですね。怖い話は苦手です。)
作文用紙の使い方は習うけど、どんな風に書いたらいいのか、どんなのが良い作文なのかってしっかり教えてもらえる機会はあまりありません。
でも書かなきゃいけない!…だから、「作文とはこういうもの!」という固定概念に縛られるのです。
作文を書いて、提出して、しばらーくしてから先生の赤ペンが入って返される。
その連続では、スキルアップする機会も、達成感を味わう機会もないので
「作文なんて嫌ーい!」 になってしまうんですね。
数学の証明なんかと同じです。
書きたいように書くのではなく、主体的な意欲がないまま定型にあてはめて書く。
それじゃあ好きになる訳がなし!
作文でやりがちなパターンをいくつか挙げてみます。
①「私は~~~しました。」「私は~~~と思いました。」
「次に私は~~~へ行きました。」
出た!!!「私は~」の呪い!
ついつい連発しちゃうんですね。でも箇条書きみたいで、勢いがないですね。
②「○○ちゃんが~~~と言いました。」「○○と○○と○○などを見ました。」
さっきからかかっていました「~ました」の呪い!
こちらもよくやってしまいがち。でも語尾が同じだと、これまた箇条書きのようですね。音読してみると違和感を感じます。
さらに!「~など」の呪い!
大人もついつい多用してしまいますよね。英語では「and so on」といった表現ですが、中学生の頃「and so on」をよく使う私たちにALTが教えてくれたのは、
「などってことは、他には何があるの?全部言ったら?私たちはほとんど使わないよ。」ということ。
便利な「など」「とか」…挙げたもの以外にもまだあるんだよ、ということは伝わりますが、そのことを伝える必要があるのかどうかをよく考えて、多用しないようにした方がいいですね^^
③「~~しました。楽しかったです。」
出た~!鉄板の「締めの一言」!
「楽しかったです」・・・ホントに!?(笑)
一日、もしくは数日の出来事をどれを強調するでもなく時系列に並べ、
「楽しかったです」と…。どれが一番楽しかったのかなぁ~…?
・・・このような作文、書いてないですか?
固定概念がガッチリ凝り固まってしまう前に、
少しずつスモールステップで修正していきましょう^^
bloomの作文指導は、高橋が大学時代から勉強してきたライティングワークショップ(作家の時間)という取り組みを参考にしながら、個別指導バージョンに調整をしています☆
タカハシ*
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